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頭塔

頭塔

奈良県奈良市、東大寺や奈良公園から徒歩20分かからないほどの町中、住宅地の中に『奈良のピラミッド』とも言われる史跡“頭塔(ずとう)”があります。 奈良時代の僧、玄昉(げんぼう)の頭を埋めたという言い伝えから頭塔と呼ばれています。 瓦と石を積み上げて造られた7段の塔は、形はまさにエジプトのピラミッドのようです。同じような形状の塔は、堺市に十三段の土塔があり、これも同じ奈良時代に作られたものだそうです。何かつながりがあるのでしょうか。 元は小山だった場所を発掘してでてきたものの復元が、現在見られる頭塔だそうで、その南側は発掘される前の状態(小さな山のまま)で残されています。ですので本来の頭塔は見えていない部分や残っていない部分を含めるとさらに規模が大きいものであることが分かります。 石と瓦の組み合わせでできている、そのつくりそのものがなかなか興味深いものですが、各段の瓦がある窓のような部分に、それぞれ石仏がはめ込まれているのを見ることができます。この石仏28基の内27基は国の重要文化財に指定されています。 頭塔は春と夏に特別公開が行われていて、その期間中は予約なしで見学ができるようですが、普段は鍵がかけられているので、管理しているホテルウェルネス飛鳥路のフロントか、仲村表具店(前日までに要予約)へ見学の申し込みをして、鍵をあけてもらいましょう。 歴史を感じるというよりも、ピラミッドが住宅地にまぎれこんでいるという不思議な光景を、楽しみに行ってみるのもいいかもしれません。